読書:アナキズム入門

投稿者: | 2017年4月11日

ざらっと書店で目次を見て、ざっくり有名アナキスト紹介って感じかと思い、そのつもりで買って、確かにアナキスト紹介ではあったけれども、それ以上に面白く読めた。

あれですよ。地方創生に足りないのはアナキズムですね。教育勅語みたいな古いスローガンの是非とか、セコいだけの田舎の共産主義者、ましてや老荘やスピに行かなくても、アナキズムに入門したらいいやん。ってな気分になる、ちょっと勇気の出る本でした。
そこでまた、ウンコみたいな左翼ゲリラがどうのとか、そういう恥ずかしい近過去の話しは身に覚えのある年寄りが思う存分したらいいし、それに巻き込まれているだけの下の世代の皆さんは、ちょっと勉強しなおして今からの話しようぜ。ってなもんですよ。
いい加減、現代の日本で暴力は流行らんから、どうやって人の連帯が準拠するものを変えていくのか。なにはともあれ、「変えようぜ。革命ってのは、準拠するもんを変えるってことだぜ」って雰囲気、これからガンガン盛り上がってこないものですかねぇ。

それにしても、著者の森元斎氏が1983年生まれってあるけれど、高校時代の「よくわからないけど、かっこいい。そんなものに呼応する年頃である」って感触にはとても身に覚えがあります。そういう自覚のある人間が、冒頭でそんなネタバレしつつ書いた本なわけで、この本の口当たりの良さも、そういう危険さを持っているといえばそうですね。中高生に読ませたい。


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