帝国軍の記憶二題とその他

投稿者: | 2017年8月25日

ジョン・ハンター氏の公演の関係もあるだろうが、珍しく8月の雰囲気に流されて、こういったものを手にしてしまった。テレビでインパール作戦についてやっていたらしく、ネットで評判になっていたこともあるだろう。
丁度、5月頃から『補給戦』をだらだらと再読していたので、中古本屋で拾ったまま放置してあった『失敗の本質』を読む。
戦争を賛美したい皆さんの視点からの本も読んでおいた方がいいのかもしれないが、なんせ前線で死ぬ目にあうのは数でしか出てこない兵隊さんなわけで、流れとして、太平洋戦争自体がそんなに良い筋のものには見えないのが苦しいところ。
丁度、『孫子』を何処にやったかわからなくなっていたので、再購入して軽く確認。
孫子の昔から、戦争は費用がかかるので長引かせるのはよろしくないとある。
国民の命も含めて消耗しているわけで、飯も弾薬も確保しないまま前線に出した人たちを、命をかけて国家を守った皆さんと十把一絡げにするのも、殺し合いを賛美するための欺瞞でしかない。
とはいえ、当時欧米にとっては東洋は都合の良い食い物でしかなかったわけで、なんにしても欲の張り合いで大量に人が死ぬ様なことは、どうにか終わりにならないものかといったところ。
ついでに、かなり前に斜め読みした『ヒトラー暗殺計画』を引っ張りだして読んでしまったものだが、こちらを見ても、国家とかそういったものに酔って正しさを求める連中が軍隊を構成して、殺しあうことで何かを解決しようとするのだから、ろくなことになっていない。こちらの都合にだけ合わせるとするなら、ヒトラーの暗殺が成功していたとしても、東洋の状況は足踏みだったのではないだろうか。そんな雰囲気は十分にある。
かつて何があったかといえば、大規模な殺し合いがあったことは疑い様が無いわけで、正しさなんてのはそれぞれが寄って立つものの数だけあることに、いい加減慣れて「なんとかちゃんが間違ってる!」みたいなのからは早々に卒業するのはどうだろうか。





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