ひみつの薬づくり

投稿者: | 2018年7月15日

むかしむかしあるところに、ひとつのテントがひっそりと建っていました。
テントといっても、それはとても大きくて、大勢の人が一度に泊まれるほどです。
でも、それは人がなかなか来ない場所に、目立たない様に建っていたので、ひっそりなのです。
そこでは毎日、あるものが計られて、取り分けられていました。
それは、歩き回って世界のあちらこちらから、大王様の命令で集められたもので、とある薬の原料になるものです。
その薬は、使い方を間違えると、ある種の甲虫や、三日月が全て毒に侵されてしまうという、とても危険なものですが、大王様にはそれがどうしても必要なのでした。
なんのために必要なのかは、大王様の他には、誰も知りません。それでも、みんながこの薬を作るのは、使い方を間違えなければとても素晴らしい薬になると知っているし、大王様が薬を素晴らしいことに使うと信じているからです。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です