怒りん坊の神様

投稿者: | 2018年7月30日

むかしむかしあるところに、東洋の神様のお社がありました。
その神様は、たいへんな怒りん坊でした。
ある日、神様のところに、神様の友達がパラシュートで降りて訪ねてきました。
彼が言うには、神様が怒りん坊過ぎるので、地図にまで「怒りん坊の神様はここ」と印が付けられているというのです。
その印というのは丁度、大きな丸い形から、六つの方向に小さな丸い形が飛び出している様なマークです。
自分がそんなマークまで付けられているのを知って、神様はやっぱり怒ったのでしょうか。
ところがそうでもありませんでした。そのマークこそが、神様が探していた沢山の鍵のひとつだったのです。
それは大昔、神様がダイダラボッチという巨人になぞなぞをけしかけて探させたり、斧であちらこちらを壊してみたり、沢山の本をひっくり返して、なりふり構わず探したものでした。
そんな振る舞いをするから「あの神様は怒りん防だぞ」と言われたわけです。
神様は言いました。
「ようやく一巡りしてわかったということなら、気になる場所があるから、今すぐそこに出発しよう」
神様は、やってきたばかりで、なにがなんだかわからない友達を誘って、久しぶりにお社からどこかに向かって出発することにしました。



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