大きい小さいを探してみる

投稿者: | 2018年6月12日
二年前、仕事の関係で久野泰可先生の著書『子どもが賢くなる75の方法』を横目に、小僧を相手にいろいろやってみた時の記録を引っ張り出してみる。
振り返って今の状態と一緒に確認してみると、結構面白かった。
当時は小僧が丁度どんぴしゃの年齢、娘が二年生で、同じ内容だとかなり余裕といったところ。
小僧はこれに前後して、前の年に覚えた将棋に本格的にのめりこんでいって今に至る。

保育園に行き始めた息子が「1たす1は?」と聞いてきたりして、おや。もうそんなことを聞きかじってくるのかと、感心したものです。
しかし、じゃぁ数に興味が出たんだからと、お風呂で100まで数えてみたり、そこから簡単な足し算や、引き算を遊びっぽく試してみたりしたものの、これで数に馴染んでいるのかというと、いまひとつ確証が持てません。

足し算も、結局は「1たす1は2」「2たす2は4」と、意味もわからずに暗唱しているだけの様に見て取れます。
ちょっと具体的にしてみようと、紙に丸を書いてみたり、おはじきを使ってみたりしても、結局は数を数えているだけだったり、当てずっぽうのクイズの様になったりします。
せっかく数に興味を持っているのに、どの様に教えていけばいいのか、結局は繰り返して馴染んでいくしかないのかと思っていました。

そんな矢先、久野泰可先生の著書、『子どもが賢くなる75の方法』には、こんな風に書かれていて、まさにこれが、今の状況に対してのヒントを得た様に感じました。

「いくつ」という「数」の世界に入る前に取り組むと効果的なのは「量」。つまり、「大きいと小さい」「多いと少ない」などです。

また、こうも書いてあります。

幼児はそれが”大小”を示す場合でも”多少”を示す場合でも、「いっぱい」あるいは「おっきい」などと言ってしまいがちですが、量の多少を表現するときは「多い・少ない」を使い、面積や体積の大小を表現するときは「大きい・小さい」と、きちんと使い分けができる様にすることも大切なことです。

なるほど、実際に、紙に描いた丸や、おはじき数えられたとしても、「数」自体を理解するには、もう一段階ハードルがあったというわけです。
数を理解する第一歩は「量」から。
理解していく順序としては腑に落ちるものがあったので、早速、『子どもが賢くなる75の方法』を参考にして、家でもやってみることにしました。

大きい小さいを理解する

  1. 大きさの違うものを二つ並べる。
  2. 大きいのはどっち?小さいのはどっち?と質問してみる。
  3. 大小が正しく選べたら、間になりそうな中くらいの大きさのものを加える。
  4. 大きいのはどれ?中くらいのはどれ?小さいのはがどれ?と正しく選べるか質問してみる。

多い少ないを理解する

  1. 二枚の皿に、おはじきなどを違う数入れて、どっちが多いか比べる。
  2. 数を入れ替えて、多い、少ないが当てられる様にする。

クイズっぽく繰り返していると、案外、大きいものを「いっぱい」、多いものを「大きい」と、「大小」と「多少」の使い分けが怪しいことに気づかせられます。
この表現の使い分けについては、何回か遊んでいるうちにすんなりと馴染んだ様で、理解の段階を踏むことの効果が感じられました。