映画:美しい星

投稿者: | 2017年6月19日

リリー・フランキーは、なんかのインタビューで、単純に単価上げることを考えて仕事してるだけだというようなのを見かけて、あんまり興味を持つ必要もない人だなぁと思っていたんだが、今は俳優なのね。なんでも達者というのはステキなことですね。

山下敦弘が『美しい星』は、柴田剛の新作『ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし』と併映すべきだという様なツイートをしていたけれど、確かにそうでした。
わかりやすい突飛さと丁度いい寸止め感とエピソードの放棄。非常に心地よい湯加減の映画で、たまらなくのほほんと楽しめました。
ここと『ギ…』を行ったり来たりする心地よさはある筈。

なんにしても、もう、UFOの実在がどうのこうのなんて云々すること自体がつまらないことですよ。
語り口としては、一見普通なんですが、これを従来の宇宙人がどうのこうのという映画と考えれば、格段に進歩しておるという見方もできます。ただ、これも思えばこれもアダムスキーの昔から普通に言及されていた感じのことですし、原作の発表も1962年のことなんですよ。

そこから今日の間にSF小説やらなにやらありましたが、スターウォーズの様な完全な異世界ものでも無い限りは、今だに飛行物体がやってきて、何か生物らしきものと接触するというパターンばかりが一般的だし、現実にUFOどうとか、そんな可能性の話しになる時も、地球以外の場所に我々に理解できる形の生物や知性云々限定なわけで、そろそろこっちの方に違和感を感じているものであります。

中嶋朋子も今でも十分かわいいので、もっと使い倒していただけると、俺内の好感度は確実に増したと思われます。

ところで、映画のあまりの湯加減の良さに原作も確認したくなって、30年ぶりぐらいで三島由紀夫買っちゃったんですけど、今更、三島由紀夫の描写はともかく、何か能書きが混じる様なら、読みたくないなぁと思いつつ、先ほどパラパラと眺めましたけど、発表から半生記、未だに新鮮な説教が続いている可能性を感じました。
ラスト、やっぱり小説の方が美しいけれど、確かに今どきの映画でこの描写で終わるのは避けたい気持ちは理解できる気もします。
しかし、俺はこれ、読むのかなぁ。立ち読みで良かったかもしれない……。


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