白玉古本店

日本のベニス内川べりの古本店

長い小説が読みたい感じ

読書日記 2022-10-21      

どうも白玉古本店店長です。
どうも、この時期はなんとなく、長い小説が読みたくなるのが常なんですが、今年はなかなか腰を据えてこれを読もう感じにならなくて……。開店準備が先ですよね。
長いといえば、昨年ハヤカワ文庫から出版された『帝国という名の記憶』の続編『平和という名の廃墟』が出ているらしいので、落ち着いたら読もうと思ってますが、なかなか本屋さんに行けておりません。上巻、下巻のある長編SFですね。長いやつです。

前回児童書だったからというわけでもないんですが、今回は長いつながりでシリーズものの児童文学。
映画にもなったし、文句なく有名なC・S・ルイスのナルニア国物語ですが、こちらも私、実際に読んだのは大人になってからでした。
とりわけこの『朝びらき丸 東の海へ』は全七巻中の三巻目なんですが、ものすごく印象に残っているというか、なんせ電車の中で思わず泣いてしまったのです。

個人的に、ナルニア国物語は読んでいると、これはどうかなぁと些細なひっかかりを感じることがあります。これも、大人になってから読んだからかしらと思うんですが、微妙な説教臭さがふと目がつくことがあって、ふと我にかえるんですが、それでもこの『朝びらき丸 東の海へ』は、わかっているのに泣きのツボを突かれた感じがありまして、同じ目にあう人を一人でも増やしたいと、そう願ってやみません。
無理やり言葉にするなら、こうでしょうか。

希望にはあふれている。でも、失われたものはあって、それも肯定しなければならない。

ネズミの騎士リーピチープというのが登場します。ファンタジーなので、本当に騎士でネズミなんですが、彼を気に留めながら後半に向かっていくと、今読み返してもじわっとくるものがあって、こんなことを言うと「私、こういうのに弱いです」と白状しているのと同じなんですが、ナルニア国物語。大人になってから読んでも全然遅くないシリーズだと思います。
あ、これも映画になってるんですね。見てないや……。映画はどうだったんでしょうか。

開店準備は少しづつ進んでいます。なんにしても、見切り発車で本のオススメを始めた白玉古本店でした。
読もう。それからでも遅くない。